お問合わせ

ご挨拶

 すずの郷の名前の由来は、稲沢の郷土話にもある鈴置神社(小学校の校歌にも鈴が出てきます)のお話から、その昔、この辺りの村のために河川の氾濫を鎮めた方がおられたそうです。

今の時代に、このまちのために僕ができること、地域のお年寄りのためにという想いでつけました。

 すずの郷は、ここに住まうお年寄りの「いま」を一番輝いていただくため、限りある人生を限りなく自由に生きていただくためにあります。

 好きなものを食べたい、行っておきたい所がある、やりたいことがある、そんな誰にでもある当たり前の感情をなぜ制限しなければならないのか、誰に止める権利があるのか、それに応えることが我々の仕事です。

すずの郷・施設長 鈴木芳仁

施設長 鈴木芳仁


願い

 誰にでもいつか訪れる死、それが突然やってくるかもしれない、死について考えるから、どう生きるかを考える、死に様は生き様ともいわれます。
  生前祖父が「やっかいものが最期にやることは年をとること、死んでいく姿、死ぬということを孫やひ孫に見せること、見届けてもらうこと」と言っていました。祖父に命の尊さ儚さを学びました。すずの郷のお年寄りにも、ご本人の意に沿わないであろう人為的な延命措置より、まるで一粒の雫が海に帰るように、命が自然に枯れ、その役目を全うし、母なる大地に帰るような自然な最期を迎えていただくことが、我々の切なる願いです。
  そのために、今から一緒に笑い、一緒に涙し、一緒に感動し、戦争で叶わなかった青春をもう一度やり直していただきたい。命の長い短いでなく、その「重さ」を私たちは学ぼうとしています。それを教えてくださるのはここに住まうお年寄りお一人お一人です。

設え

 長年暮らしてきたであろう昔ながらの雰囲気を大切にしたく、造りに関しては、”施設っぽさ”を感じさせないような古民家をイメージしています。

 そこで外観や壁の色調は、昔の家のように日の光が優しく差し込み、穏やかな空気が流れる、そんなくつろげる空間を創ろうと落ち着いた感じになっています。

 加えて、椅子の高さやトイレの向きなど、設えを整えることで入居者様ご自身でできることを増やし、生活の幅を広げ元気になっていただきたい、という思いもあり、そのための工夫をしております。

 すずの郷の設えには、誰もが出入りしやすい、思わず立ち寄ってみたくなる、そんな空間を作り出したいという願いが込められています。

すずの郷内観


Coryright(C) 2013 社会福祉法人 芳徳会 特別養護老人ホーム すずの郷

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